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東京MOU年次報告書、マーシャルの高い安全運航実績を裏付け

2020.5.18

アジア太平洋地域のポートステートコントロール(PSC)当局で構成する東京MOUが発表した2019年度年次報告書によると、マーシャルアイランド船籍が主要船籍国の中でもトップクラスの安全運航実績を誇ることが分かった。東京MOUにてPSC検査を受けたマーシャル籍船は同年で2995隻、過去3年間の拘留率は全体平均が3.03%であるのに対しマーシャルは2.19%だった。マーシャルアイランド海事局は近年、中国や豪州におけるPSC対策に力を入れており、自社の検査官に加え外部委託により検査官数を増強、強固なネットワークを構築している。同海事局アジア統括のアニー・ンは「我々はアジアに9拠点あるという地の利を活かし各地域のPSCと良好な関係を築くよう努めてきた」とし「PSCからの信頼を得られたことで問題発生時には協力して解決できる」と語った。2019年10月にはマーシャル諸島の首都マジュロで東京MOUの第30回委員会が開かれ、安全・保安面をはじめとする専門的な議論が交わされた。ホスト国であるマーシャルは、船舶検査の質向上に寄与していくと表明した。(要約)

原文:Tokyo MoU Annual Report Reflects the Best Quality and Safety Standards of the Marshall Islands(ダウンロード