マーシャル、USCG Qualship 21を16年連続取得

マーシャルアイランド海事局が米国沿岸警備隊（USCG）による優良認定「Qualship 21」を今年度（2020年7月1日－2021年6月30日期）も16年連続で取得したことが、USCGの2019年度年次報告書で明らかになった。16年連続で取得したのは唯一マーシャルのみ。同報告書によるとQualship 21認定船およそ3000隻のうち３分の１近くをマーシャル船籍が占め、同船籍の管理面における質の高さが浮き彫りとなる結果となった。USCGの過去3年間の平均拘留率が前年の1.06％から1.08％に上がったのに対し、同船籍の拘留率は0.79％だった。同海事局社長のビル・ギャラハーはQualship21を取得するのは容易ではないと指摘。主要船籍国の中には同認定を得たり失ったり、更にはUSCGの検査ターゲットとなってしまった国もあると説明した。同海事局は先日、新型コロナウイルスによるパンデミック宣言を受け暫定措置を打ち出したばかり。船舶と船員の安全確保は今後も最優先課題であると語った。

（要約） 原文：The Marshall Island Registry Strengthen its Position as a Quality Organization Amid COVID-19 Crisis（ダウンロード）